アクションラーニング 【Action learning】
職場での実践行動と学習を同時に進めていくチーム学習手法。個人や組織が抱える問題や課題を解決に向けてチームで検討し、行動し、振り返る一連のプロセスである。
アニマル・シンキング 【Animal thinking】
動物のユニークな行動戦略から学ぶ、イスラエル生まれの発想法・課題解決ツール。人が持つ思考グセから脱却し、多様な発想、ひらめきを可能にし、クリエイティブなアイデアがあふれてくる。
インストラクショナル・デザイン【Instructional Design】
学習目標を効果的に達成するためのデザイン(設計)のこと。①準備、②開発、③実施、④改善の4つのステップがある。具体的には、決められた時間内(研修の時間)に、レクチャーや演習、ディスカッションなどをどう組み合わせて、学習目標を達成するかをデザインし、カリキュラムや講師マニュアル、テキスト、資料を作成していくこと。
学習する組織【Learning Organization】
マサチューセッツ工科大学のピーター・センゲ教授が、ハーバード大学のクリス・アージリス教授の考えを基盤とし、組織的学習の概念を5つの法則として提唱したもの。システム思考、自己マスタリ、メンタルモデルの克服、共有ビジョン、チーム学習の5つの法則がある。
共有ビジョン【Shared Vision】
学習する組織の5つの原則のうちのひとつ。組織の中で共有されたビジョン(将来像、ありたい姿)のこと。組織の力を結集し、目標に向かって行動する原動力になる。また、学習のための集中力やエネルギーをもたらす。
行動分析学【Behavior Analysis】
人間が行う行動の原因を分析し、行動に関する法則を見出そうとする科学分野のこと。「行動は、行動直後の結果によって制御される」というB.F.スキナーの研究から発展したもの。「好子」と「嫌子」による行動の強化と弱化などの理論がある。
自己マスタリ【Self Mastery】
学習する組織の5つの原則のうちのひとつ。自己実現のための学習や成長のこと。ピーター・センゲは、学習する組織を実現するためには、すべての階層で自己マスタリに邁進する人々がいなければならないとしている。ビジネスで成果を出すためにも、豊かな人生を送るためにも、最も必要な原則であり、スキルである。弊社のプログラムでも土台となる考え方である。
システム思考【Systems Thinking】
表層的な問題や出来事に捉われず、そこに似通ったパターンを見出したり、そのパターンの原因となる構造やシステム(仕組みや体系)を見出すための技術やツールのこと。通常のロジカル・シンキングで解決されない問題や長期的に発生している問題に有効。「木を見て、森も見る技術」とも言われる。システム思考も学習する組織の5つの原則のうちのひとつである。
選択理論心理学【Choice Theory】
アメリカの精神学者ウィリアム・グラッサーが提唱したカウンセリング手法、心理学の体系。人間の全行動のうち、行為と思考は選択ができるというところから名付けられた。非常にわかりやすくモデル化した体系とカウンセリング手法が特徴。
知識労働者【Knowledge Worker】
ドラッカーが提唱した概念。専門知識に基づいて仕事を進める者をいい、弁護士や会計士、コンサルタントを始め、技術者やSE、事務職なども含まれる。知識労働者は、自らのマネジメントと自らの成長に責任を持たなければならないとした。
チーム学習【Team Learning】
目標達成のためにチームで協力し、学習を進めていくプロセスのこと。チームで問題を検討し、あらゆる障害を乗り越え、学びあうことで、学習する組織が実現される。学習する組織の根幹でもある。チーム学習を引き出すには、チームビルディングやファシリテーション、ダイアログ、ワールドカフェ、振り返りなどの手法がある。
チーム・ビルディング 【Team building】
組織の中で継続的に成果を出せる強いチームを効果的に作り上げる活動や手法で、グループで参加できるアクティビティ(身体を使ってチームワークを高めるゲームや活動)を行っていく。
統一場心理学
心理学者の吉家重夫により提唱された心理学。古今東西あらゆる心理学やカウンセリング手法を研究した結果を論理的にまとめたモデル理論。心(意識現象)は物理学の法則で説明できる、という観点から心の全貌の理解を試みた理論体系であり、全ての心理学を統一的に理解することができる、としている。弊社のプログラムにも応用するため研究中。
メンタルモデル【Mental Model】
私たちの物の見方、考え方、価値観のこと。また、ネガティブに捉えるとメンタルモデルとは、私たちの固定観念や色メガネ、偏見とも言える。メンタルモデルは、私たちが世界を認識するために物事を単純化して整理するという非常に優れた機能だが、そこには行き過ぎた単純化という落とし穴もある。「メンタルモデルの克服」は、学習する組織の5つの原則のうちのひとつ。
パフォーマンス型研修プログラム
現場での成果(パフォーマンス)にフォーカスした研修プログラム。弊社代表の三宅の造語。単体の研修ではなく、中長期に渡ってプログラムを展開し、成果をあげることを目的とする。テーマは、問題解決・業務改善・部下育成・営業強化・コミュニケーション改善・組織風土改革など多岐にわたる。
パフォーマンス・ファシリテーター【Performance Facilitator】
パフォーマンス型研修プログラムを立ち上げから終了まで関わるファシリテーター。弊社代表の三宅の造語。コンサルティング・スキルやプログラム・デザイン、プロジェクト・マネジメント、レクチャー、ファシリテーションなど多彩なスキルが求められる。
ファシリテーター 【Facilitator】
ワークショップや会議、研修において、中立的な立場でコミュニケーションを通じて、プロセスを管理し、チームワークを引き出し、そのチームの成果が最大になるように支援する人。
プログラム・デザイン【Program Design】
インストラクショナル・デザインが1日ないし3日程度の研修をデザインするのに対し、3ヶ月以上の中長期に渡るプログラムをデザインすること。クライアントのビジネスに直結するテーマが多いため、多岐に渡る専門分野から統合的な提案力やコンサルティング力、プロジェクト・マネジメント力が求められる。
ワールドカフェ【World Café】
1995年にアニータ・ブラウン氏とデイビッド・アイザックス氏によって提唱されたダイアログ手法。 堅苦しい会議ではなく、まるで『カフェ』で会話を楽しんでいるように、自由でオープンな対話を進めることで、新たなアイデアや知恵、学習が生まれる、というコンセプトに基づいている。短時間で多くの人数の総意を作り上げたいときに適している。
U理論【Theory U】
マサチューセッツ工科大学のオットー・シャーマー博士が提唱した社会変革、組織変革の方法論。①ダウンローディング、②観る、③プレゼンシング、④感じとる、⑤結晶化する、⑥プロトタイピング、⑦実践する、という7つのプロセスをアルファベットのUの形に配置したことから、その名前が付いている。東洋思想的なエッセンスも随所に見られる。